毎日の生活の中で、美しさを感じることは多いです。秋の澄み切った空、元気に育つ芝生の緑。先日は空を眺めていると、一本の飛行機雲が見えました。わあ、飛行機雲や。一人の声にみんなが空を見上げました。白くまっすぐな雲はどんどんのびていき、「バイバイ。」とみんなで雲を見送りました。
　さて、風景の中に見える美しさも多いですが、今日は、本校児童の中に見える美しさについてご紹介いたします。それは、姿勢の美しさです。文字通り、ぴんとのびた背中や真剣な顔つきから、美しさが伝わってくるのです。最近始まった運動会練習の際には、「みんなで大きく動こう」「きれいに見えるように動こう」「格好よく踊りたい」という思いが伝わってきます。練習は始まったばかりです。一人ひとりの思いの大きさが同じ方に向かい、同じ重みを持つと、更に美しい動きに仕上がります。運動会当日に向けて、完成度は高まっていくことでしょう。教師に言われたとおりにやろうという気もちでは、できないことです。
　姿勢とは、目に見えるものだけではありません。物事に対する気もちも、姿勢といえるでしょう。真剣な気もち、熱い思い、何かに惹きつけられて見つめるまなざし。本校では、この姿勢を大切に捉えています。姿勢の美しさが伝わってくるとき、それは、その児童の心が燃えているときなのです。このような思いを持てるように、授業や行事が組み立てられています。