- ホーム
- ニュース&トピックス一覧
- 1年生の遠足
2019-10-03
1年生の遠足
秋の清々しい青空の広がるある朝、一年生の教室は笑顔であふれていました。待ちに待った日です。楽しい気もちの明るい声でしっかり挨拶をしましょうと伝えて、教室を出発しました。行き先は、奈良県御杖村。バスで一時間以上かかりますが、行きの車内は歌声やしりとりゲームで盛り上がり、あっという間に目的地に着きました。
御杖村は、帝塚山小学校より南に位置しています。自然溢れる静かな村で、早朝にはシカの鳴き声が聞こえます。児童数の減少に伴い、現在は使われなくなった小学校の校舎を宿舎にした三季館さんで、コンニャク作りにチャレンジしました。コンニャク芋を初めて見た児童は、「なんだろう。チョコレートみたいな色だ」とか「わあ、かたそう」とかつぶやき、これを元にコンニャクができることを知って驚きました。小芋のように粘りがあるけれども、それをしっかりこねましょう。そう言われてこね始め、いつしか「美味しくなあれ。コンニャクになあれ」と呪文を唱え出しました。しっかりこねて灰汁を入れていただいてからは成形にうつり、可愛いお椀にひとり一つずつお手製のコンニャクができあがりました。川遊びや昼食の時間帯に多くの方のお力でゆでてパックに入れていただきました。お店で買うと冷たいコンニャクですができたてはほんのり温かく、大きな声で「ありがとうございます」と言って受け取り、リュックサックに大切にしまいました。生で刺身にしたりおでんの具にしたり炒ったりして、ご家庭の食卓で味わっていただけたことでしょう。
さて、二つ目の体験はアマゴつかみでした。やる気満々の1年生ですが、もちろんアマゴもそう簡単に捕まってはくれません。何回かやってみて、石の上にいることや、石と石の隙間に上手に隠れていることに気づき、捕まったアマゴはバケツいっぱいになったのでした。三季館さんに戻り、冷えた体を足湯で温めている間に、炭火で焼いていただき、みんなでアマゴを美味しくいただきました。泳いでいたアマゴがバケツに入れられて大暴れし、それがだんだん動かなくなる様子を見た1年生は可哀想と感じていました。ふだん口にする全ての食べ物が、私たちにその命を与えてくれていることに気づいたことも、この遠足での大きな成果でしょう。楽しく、大きな学びのあった一日でした。
御杖村は、帝塚山小学校より南に位置しています。自然溢れる静かな村で、早朝にはシカの鳴き声が聞こえます。児童数の減少に伴い、現在は使われなくなった小学校の校舎を宿舎にした三季館さんで、コンニャク作りにチャレンジしました。コンニャク芋を初めて見た児童は、「なんだろう。チョコレートみたいな色だ」とか「わあ、かたそう」とかつぶやき、これを元にコンニャクができることを知って驚きました。小芋のように粘りがあるけれども、それをしっかりこねましょう。そう言われてこね始め、いつしか「美味しくなあれ。コンニャクになあれ」と呪文を唱え出しました。しっかりこねて灰汁を入れていただいてからは成形にうつり、可愛いお椀にひとり一つずつお手製のコンニャクができあがりました。川遊びや昼食の時間帯に多くの方のお力でゆでてパックに入れていただきました。お店で買うと冷たいコンニャクですができたてはほんのり温かく、大きな声で「ありがとうございます」と言って受け取り、リュックサックに大切にしまいました。生で刺身にしたりおでんの具にしたり炒ったりして、ご家庭の食卓で味わっていただけたことでしょう。
さて、二つ目の体験はアマゴつかみでした。やる気満々の1年生ですが、もちろんアマゴもそう簡単に捕まってはくれません。何回かやってみて、石の上にいることや、石と石の隙間に上手に隠れていることに気づき、捕まったアマゴはバケツいっぱいになったのでした。三季館さんに戻り、冷えた体を足湯で温めている間に、炭火で焼いていただき、みんなでアマゴを美味しくいただきました。泳いでいたアマゴがバケツに入れられて大暴れし、それがだんだん動かなくなる様子を見た1年生は可哀想と感じていました。ふだん口にする全ての食べ物が、私たちにその命を与えてくれていることに気づいたことも、この遠足での大きな成果でしょう。楽しく、大きな学びのあった一日でした。