本日は、運動会で行われた団体競技について記事をお届けいたします。本校は、日頃より学級・学年の枠を超えた縦割活動を重視しています。毎日の校内掃除も、上級生が下級生をまとめながら、行っています。委員さんによるつながりタイムは、大変喜ばれている行事です。これらの活動を運動会でも是非行おうという趣旨で、学年競技がプログラムに入りました。毎年、ペアを組む学年間で相談して、盛り上がるゲームを企画します。
　1年生と6年生は、「魔法のじゅうたん」に大切な宝物をのせて運びました。身長差の大きいペアなので、もちろん6年生が1年生にあわせてリードしてくれました。道具も、協力して作り上げたところが、自慢できます。2年生と4年生は、サーカス団員になり、特徴ある帽子にボールをのせて運びました。ボールをのせる段階で難しいのですが、更にペア学年の２人で手をつないで進むところが、サーカスそのもののよう。途中でボールを落としてしまっても、助け合いながらボールを拾います。協力する心で、難しさを乗りこえました。また、3年生と5年生は、各色のテープを巻いたドラム缶を転がして運びました。ふたのついている方と底では円周が異なるので、転がり方が予想できません。進みたい方へ力をあわせて転がしました。この競技では、四組ともゴールしてから、お楽しみが用意されていました。中にはいったい何が入っているのだろう。各色担当の先生たちがふたを開けると、風船が飛び出してきたのです。応援してくれた人たちも、二回目の意外なゴールに目を奪われました。
　それぞれの競技は、ペア確認をするために、一度練習を行っていました。本番でも力をあわせて競技をして、そして、同じ組で応援し合ったので、新しい友だちができたようです。優勝を目指していた運動会では点数も気になりましたが、このような競技で心がやわらかくなる場面もあった一日でした。