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2019-11-11

理科の授業

 本校では、高学年の理科という教科を、自然教育・環境教育をも含めた、より大きな意味での『自然を学ぶ分野』として位置づけています。その中で大切にしていることが「本物に触れる」ということです。
 たとえば、5年生では、ポップコーンにできる種類のトウモロコシを学習に用いています。毎年春に、こどもたちが種をまき、苗を作り、単子葉植物の例として芽生えを確認します。その後、単性花の一例として、風媒花の一例として、様々なタイミングで実際のトウモロコシを用いて観察します。夏を終えてそれらを収穫した後は、帝塚山小学校で30年以上続いている伝統の『5年生による八百屋』で販売します。この他にも、学校農園で収穫した何種類もの有機野菜と共に、今年も店頭に並べて販売しました。
 このように、植物の種まきから収穫までに関わり、自然の恵みを享受する。それだけでなく、人に食べてもらう。それは「本物に触れる」大切な理科教育であり、環境教育であり、食育だと考えています。

 またこの他にも、こどもたちの"実際に試してみたい"という気持ちを大切にしたいという想いがあります。そこで、希望者による実験を時折行っており、第一理科室には、"理科の実験相談受け付け中"という張り紙をしています。これを目にしたこどもたちが、「〇〇という実験をしてみたいです!」と戸を叩いてくれることがあります。これまでには「大きなミョウバンの結晶を作ってみたい」「1粒のポップコーンが一体何倍になったのか調べたい」「プランクトンを増やす培地をつくりたい」などなど様々な実験が行われてきました。つい先日には、「木以外のものも乾留すると炭になるのか確かめる」という実験を行いました。この実験ではヒョウタン・ピーマン・オクラ・ポップコーンの芯など、不思議な形の炭を作ることができました。
 どの実験でも
、教員とこどもが一緒になって計画して実行します。もちろん、うまくいかないことも多々あります。それでも、知的好奇心を抱き、本物に触れ、試行錯誤し続ける。そうして理科の面白さに気付いたこどもたちは、とても良い表情を見せてくれます。
 こうした活動が、理科や自然の面白さを見出す目を養うことにつながれば願っております。

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