５年生では、朝読書の時間を活用して、「新聞から学びを」という取り組みを始めています。

ある子が気になる新聞記事を持ってくると、それをみんなで読み、それぞれに感想を書いたり意見を持ったりします。記事を持ってきた子は、なぜそれを選んだのか、読んでどう思ったり考えたりしたのかなどをみんなの前で発表します。他の子達も自分の感想や考えを伝え合います。

　これまでに、「『うまい棒』が５年ぶりに新しい味を発売する」、「プラスチックゴミに苦しむ海の生き物たち」、「ユニクロ柳井氏ががん研究を支援するために多額の寄付を」など、それぞれの視点の記事を選び紹介していました。

　この取り組みを通じて、

・社会で起こっていることに目を向け、自分の考えを持ったり発信したりすることができる。

・様々な文章を読んだり自分の考えを書いたりすることを継続的に行うことで、
　読むこと、自分の考えをまとめることが容易にできる。

・写真やデータを読み取ることができる。

・言葉を増やし、表現方法を学ぶことができる。

・仲間の興味関心があることについて知ることができる。

など、様々な力を身につけることができるのではないかと期待しています。

　最近では、置いてある小学生新聞を手にとってみる姿も増えてきました。また、「紹介したい記事がたくさんあって困っている」と相談しにくる子がいたり、「これはカラーでないと伝わらない」と家で記事を印刷してきたりする子までいたりと、子ども達の意欲や関心も高まってきました。
　どのように学びを広げていってくれるのか、これからが楽しみです。