本来ならば、全校児童が一堂に会し、体育館で行う全校の集い。しかし、現在の状況では、実施に踏み切ることはできません。そこで、zoomを使って各教室をつないでの集いを開催することになりました。

　司会は、集い委員の児童が務めます。初めに校長先生のお話を伺い、その後、各クラスの学級委員とめあてが紹介されました。各クラスの学級委員さんは、慣れないパソコン画面に向かってお話するため、ちょっぴり不安そうでした。しかし、どのクラスも最後までしっかりとお話することができました。

　５年生の教室の様子です。

　校長先生のお話も集い委員の指示も姿勢を正して聞いています。そして、各クラスの学級委員さんがめあてを紹介する場面では、温かいまなざしでその様子を見守っていました。下学年の学級委員さんで、途中でお話が止まってしまった子がいました。画面に向かってなので、お話するのが難しかったのでしょう。すると、５年生の教室からは、「がんばれ」の声が！！一生懸命な姿に声を出さずにはいられなかったのでしょう。見守っているまなざしは、帝塚山小学校の高学年の目でした。また、各学級委員さんのお話が終わる度に、大きな拍手を送っていました。この様子は、体育館で行っていたときの様子と、なんら変わりありませんでした。見ているものは、パソコン画面や映し出されるスクリーンなのですが、その画面の向こうにしっかりと「人」を感じながら行うことのできた集いでした。

　これから、インターネットを活用する場面が増えてくることと思います。画面の向こう側には、心を持った「人」がいることを忘れないで活用していきたいと思います。そして、ますます「人の温もりや心を感じられる人」になることを大切にしていきたいですね。