ここのところ音楽室からは、毎時間様々な楽器の音が聞こえてきます。なぜなら、『２０２０年度版音楽祭』（９月２５日の記事もご覧下さい）に向けて、各学級で練習を進めているからなのです。

　さて、先日１年生の練習をのぞいてみました。まずはグループ練習です。同じ楽器を担当する子ども達同士が集まり、「タン　タン　ウン　タン・・・」など口ずさみながらリズム打ちをしていました。また「この音は何かなあ？」「これはこうやって弾くといいよ。」と子ども達同士で学ぼうとする姿も見られました。さらに、自分以外のパートを口ずさみ、そして自分の出番が来たら演奏するというように、全体の流れを意識した練習をする子どももいました。

　それらの練習を経て、全体練習に挑戦しました。はじめは自分のことに精一杯であった子ども達も、２度３度と合奏を続けるうちに、「あっ！〇〇の音楽になってる！」と感嘆の声を上げる様子も見られました。それは、“合奏の楽しさ”を味わい始めた瞬間のようでもありました。本番までに、何度もそんな瞬間が訪れるといいなと願います。