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2022-06-30
6年生 林間学舎 <3日目>
昨日の上高地でのトレッキングでさすがに疲れたのか、子どもたちは、起床時間までぐっすり眠っていました。静かな朝を迎えました。窓の外は今日も快晴。充実した良い一日になりそうです。
8時に集合し、いよいよ乗鞍岳に向けて出発です。岐阜県側に迂回し、乗鞍スカイラインを通って登っていきます。途中、森林限界を越えて、辺りがハイマツ帯になってくると、まもなく畳平に到着しました。目の前の雲が風にどんどん流され、青空がのぞきます。上着を着ないと少し寒いくらいの天候の中、8人の登山ガイドの方々にご挨拶をし、早速大黒岳(2771m)の頂上を目指して登山が始まりました。高山植物など、ガイドの方のいろいろな話を聞きながら、岩がゴロゴロと積み重なる急な登山道を登っていきます。頂上に到着すると、辺りは一面真っ白なガスに包まれ、まるで別世界にいるようでした。中には、ビニール袋に雲をつかまえている(?)子もいました。
続いて、斜面に残る雪渓での雪遊びの時間です。例年より残雪の量は少ないですが、傾斜があり、尻スキーはスリル満点です。何度も何度も、歓声を上げながら滑り降りていました。
午後は一の瀬園地での林業体験です。里山を守る活動のお手伝いをさせていただきました。手つかずの自然を体験するとともに、人の手が入った自然や、自然との共生を学ぶのも今回の林間学舎の目的の一つです。もともと牧場として使われていた草地に、長い年月を経て樹木が生い茂ってしまった場所を、人の手で除伐・間伐作業を施し、元の草地に戻すという活動です。それぞれの班が、ガイドの方の指導で、力を合わせて白樺の樹木を切り倒していきます。交代でノコギリを使って幹に切り込みを入れていきます。あと少しというところまでいくと、メリメリッと音を立てて傾き始めました。やがて大きな音がして樹が倒れると歓声が上がりました。ノコギリだけではなく、チェーンソーの体験もさせていただきました。輪切りにした木工品や白樺の皮はお土産に持って帰ります。
今日は、好天の中、この乗鞍という地でこそ得られる貴重な体験をすることができました。どれをとっても、子どもたちの心に残る思い出深いものとなったことでしょう。