待ちに待った臨海学舎の初日を迎えました。当初予定していた7月の出発日直前で急遽延期となってしまい、辛く悔しい思いをしましたが、楽しみにしていた臨海学舎がいよいよ始まります。元気いっぱいにバスに乗り込むと、現地へ向けて順調に出発しました。
 安全運転のおかげで、とても快適な車中では、車窓の景色を眺めたり、DVDを観て過ごしました。少しお腹がすいてきたかなと思う頃、最初の目的地、鳥羽水族館に到着しました。
 飼育種類の数が日本一の鳥羽水族館では、あらためて様々な生き物と出会いましたが、友達と一緒に鑑賞し、感動をともにする体験は格別です。さらに、水族館の講師の方の教養セミナーでは、世界で2頭しか飼育されていないジュゴンの生態について、その真の姿と神秘に触れ、様々なことを学びました。その他、水族館に関するたくさんのことを丁寧に教えていただきました。
 感動覚めやらぬ間に、今日から3日間お世話になる鯨望荘に到着しました。目の前はすぐ海。潮の香りと波の音に包まれた環境に、子どもたちは大喜びです。開舎式を終えると、ドキドキの部屋割りの発表があり、それぞれが部屋に落ち着くことができました。避難訓練を終え、美味しい夕食をたっぷりいただいて、今は順番にお風呂に入っています。皆とても元気です。
 今回の臨海学舎では、「海に学ぶ・海で学ぶ」ことを目的に、様々な体験を重ね、海と人との関わりについても深く考えてほしいと願っています。今夜はゆっくり休んで、明日からの活動に備えたいと思います。