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2024-09-18
【4年生】4年生夏合宿 ~2日目~
4年生合宿二日目の朝は、部屋に差し込む朝陽のもと、気持ちのよいスタートができました。二日目も快晴で、海には漁をする漁船が、宿舎前のロングビーチには散歩やサイクリングされる方が見られました。いつもとは違う景色を、子どもたちも楽しそうに眺めていました。
6時半の起床から、準備、着替え、歯磨き、洗顔とてきぱきとでき、7時からの朝食も定刻通りスタートすることができました。4年生として、友だちと協力しながら、自分たちで行動することができていました。
朝食は、バイキング形式。魚や肉団子、サラダ。そして子どもたちの大好きなカレーが並べられており、笑顔で自分のお腹と相談しながらとっていました。
二日目は、「せんなん里海公園」に出かけて、体験学習を行いました。バスでおよそ30分かけて移動しました。到着すると出迎えてくださったのは、午前のプログラムの一つ目の「陸ガニ観察」をご指導いただくボランティアの方々です。この方々は、公園の維持管理や動植物を保護する活動をされている方々です。朝早くから子どもたちのために環境を整え、陸ガニもたくさん準備してくださいました。子どもたちは、陸ガニの生態について説明を聞いたのち、陸ガニウォッチングに入りました。この公園では、アカテガニ、ベンケイガ二、クロベンケイガニの3種類がいるそうで、立派なハサミに少し威嚇されながらも、上手に捕まえて手にすることができている子どもたちもいました。「ぼくも触らせて」「私も捕まえてみたい」など、普段、あまり生き物に触れることの少ない子どもたちからも、関心を持った声を聞くことができました。その後は、陸ガニたちを山へ返し、ボランティアの方々ともお別れをしました。ボランティアの方々から、「礼儀正しいですね」とお褒めの言葉をいただきました。日頃からの積み重ねでしょうね。
次は、会場を「しおさい楽習館」へ移し、関西空港海上保安航空基地からお越しいただいた海上保安官の方々から、お話を伺いました。子どもたちが学んだことは、海を守る保安官の仕事、そして、海難事故を防ぐ方法、さらに、海難事故に遭遇した時の対応の仕方です。また、本校の2年生からも活用しているライフジャケットの使い方や必要性についても学ぶことができました。実際に海に入っての救助の方法を見せていただきました。子どもたちも本物の救助の方法を見て、命の大切さをしっかりと学ぶことができたようです。
午後からは、2つの講座を受講しました。1つは、磯観察。もう一つは海藻万華鏡制作です。
磯観察では、ライフジャケットを着用し、大阪湾に生息する生き物を実際に捕って、種類や名前、どのような活動をしているかを指導していただきました。子どもたちは、カニやヤドカリ、ハゼなどを採取することができました。自分の網に入った生き物たちを見て、子どもたちは嬉しさと喜び、そして、珍しさに生き物たちに心を奪われていました。
海藻万華鏡の制作では、海藻が魚やカニ、イカ、タコなどの生き物たちにとって大切な存在であるということを学び、海藻の種類についても知ることができました。指導員の方が、事前にとってくださった海藻を使って、世界で一つのオリジナル海藻万華鏡の制作に取り掛かりました。様々な海藻が万華鏡で回転するたびに、模様が変化し、子どもたちも神秘的な海藻の世界に浸っていました。「先生、見て見て」「先生、こんな模様になったよ」と、目を輝かせながら報告してくれていました。
「せんなん里海公園」でも、「海で学び、海についてしっかりと学ぶこと」ができました。この学びをぜひ、これからの生活のどこかで活かしてくれることを期待しています。
この日の海の講話では、「チームウミホタル」の3名の先生方にお越しいただき、ウミホタルの観察を行っていただきました。
「ウミホタルは光ると何色ですか?」というクイズでスタート。子どもたちは、見たことのない生き物に対してどんな風に光るのか興味を持ったようです。数日前に大阪湾でとられたウミホタルを配っていただき、実際にどんな生き物かを観察しました。グループで互いに譲り合ってみる姿があり、大変微笑ましい光景が見られました。
続いてこのウミホタルくんたちにごはんをあげようと、各グループでごはんをウミボタルくんのプールに入れてみると、すぐにウミボタルくんたちが集まって勢いよく食べていました。その様子を子どもたちが食い入るようにじっと見つめている姿がとても印象に残りました。
最後に、冒頭のクイズにあった何色に光るかを観察しました。部屋の照明を落とすと、子どもたちの前にいたウミボタルくんたちが、一斉に輝きだしました。その色は、青色でとても神秘的な姿になりました。きれいに輝く海の宝石のようなウミボタルくんたちを、子どもたちはじっとみつめていました。
今日の観察会は、「チームウミボタル」の先生方のご尽力で開かれました。奈良の地ではできない学びができたことに感謝をして、二日目が終了しました。