2年生合宿、2日目。窓を開けると、涼しい風が入ってきました。外は晴れ。今日も良い天気になりそうです。子どもたちは、昨日の忍者修行でさすがに疲れた様子で、皆ぐっすり眠れたようです。そして、目を覚ますと、元気な挨拶を返してくれました。まずは、寝具の片付け・洗面・着替え・荷物づくりと、子どもたちは大忙しです。共同生活にも少し慣れ、友だちと協力し合う場面も増えてきました。

　朝食をいただき、閉舎式を済ませ、2日目の体験プログラムを行う、国立曽爾青少年自然の家に向かいました。到着すると、スタッフの方々に迎えられ、「森のスプーンづくり」のクラフト体験をしました。スギの無垢の木材をノコギリや鉈で加工し、スプーンの持ち手の部分を作成します。自然木から切りだした木片は一つ一つに個性があり、どれも魅力的です。やすりで持ちやすくなるように磨き、自分だけのマイスプーンを完成させました。思い出に残る大切なお土産になったことでしょう。

　お弁当の昼食をいただき、午後は曽爾高原の自然散策に出かけました。曽爾高原は一面ススキで覆われた美しい草原です。青いじゅうたんが敷かれたような夏の爽快な景色から、秋になると、陽を浴びた穂が金色や銀色に輝く幻想的な景色に変わります。今はまだ、穂が少し出てきた頃でしたが、これから秋が深まるときっと素晴らしい景色を見せてくれることでしょう。子どもたちは、高原の中腹にある「お亀伝説」が残るお亀池まで散策しました。ビンゴゲーム形式で、９つの自然を探すゲームにも挑戦し、様々な自然にも出合うことができたようです。

　今回の2日間の合宿を通して、子どもたちは様々な体験をすることができました。友達との共同生活では、たくさんのことを学んだことでしょう。その中で気付いたことや考えたことを、今後の学校生活に活かしてくれることを期待します。