行事紹介

2019.11 研究授業

今日の研究授業の会場は、体育館でした。「運動が好きになり、自ら進んで運動する子ども」が、体育科の目指す姿です。そのための具体的な計画や手立てが、五つありました。①友だちと関わり合いながら体を動かし、動きを見たりまねをしたりするからこそ、授業が成り立ちます。比較することで、自分に足りていない部分を補い、お互いに高め合うことで、技術も向上します。相手を尊敬する気もちや感謝の気もちを大切にするためにも、敵ではなく、〈相手〉に対して挨拶をさせたいと、考えています。②体を思いきり動かし、活動量を多くとれるような計画を立てています。活動に専念できるように、約束事を決めておくことも大切です。③できるようになったという喜びや成功体験から、やる気や学ぶ意識が高まっていきます。そのためにも、口頭の説明に留まらず、手本を見せることが望ましいです。この手本は、教師だけではなく、児童が行うこともあります。④安全に留意し、怪我や事故につながることがないように、気をつけて授業の準備を行います。物を置く場所についても、活動の順番や活動方法理解の徹底も大切にしています。⑤学習課題の設定も、よく考えて決めます。いきなり難しい運動に挑戦するのではなく、易しい運動から難しいものへと、段階を踏んで設定します。そのことで、少しずつできることが増えて、運動が好きになり、自ら運動する子どもという目標が達成できると、考えています。
 今回の対象は3年生で、的当てドッジを行いました。目当ては、「仲間と協力して的を当てよう」です。ボールが回ってこなくて活動できないということがなく、ホイッスルが鳴るまでかなりの量の活動を行っていました。ゲームとゲームの間にボールの投げ方の良い例を示したり、一人でうまく的を当てられない場合にはどうするとよいのかという作戦を立てさせたりするという工夫が、見られました。
 本校では、体育専科と担任の行う体育の授業があります。この日の授業は体育専科の教師が行う授業で、よく練られた指導でした。全員で授業を見てグループ討議を行うことで学びがあり、また、新たな課題を見つけることもできます。今年度3回目の研究授業でした。授業者にとっても他の教師にとっても大きな実りがありました。これからも、全員で学ぶ講習会を予定しています。児童へ還元できる力をつけていくためです。

行事一覧へ戻る

ページトップへ戻る
豊かな学力をつけるために 帝塚山小学校のとりくみ
学校法人帝塚山学園 帝塚山小学校
住所:〒631-0034 奈良市学園南3-1-3
Tel: 小学校 0742-41-9624/本部 0742-43-4433
Copyright(C) Tezukayama All rights reserved.