教育の特色

ICT教育

コンピュータ技術を習得し、創造、発信する力を磨く

これからの情報ネットワーク社会をリードするためには、確かな情報収集能力、情報発信能力が不可欠です。本校では、1年生から週1時間の「情報」の授業を実施し、マウス操作やタッチタイピングなど基本的なコンピュータ操作から始め、インターネット活用、プレゼンテーション資料作成、ホームページ作成等充実したカリキュラムを用意し、6年生最後の卒業研究で生かせるスキルを身につけていきます。さらに、プログラミングやロボット体験を通して、コンピュータを使った独自の作品創造に取り組み、21世紀型スキルを磨きます。

イメージ図

充実の設備

コンピュータ教室では、一人1台のデスクトップパソコンを使用。また、各教室にも、教材提示装置や電子黒板を配置し、一人1台のタブレット端末から全員同時にインターネットに高速アクセスできる環境が整っています。情報の授業以外の様々な場面でもICTをフルに活用し理解を深めています。

ディスプレイを見る児童
タブレットを見る児童

情報科の授業

本校では、専科教員による情報科の授業を1年生から実施しています。1年生ではまずパソコンでのお絵描きから始めてマウス操作に慣れていきます。国語科でのローマ字の学習に合わせて、タッチタイピングの練習も行い、6年生の卒業研究での長文入力に対応します。お話作り、パラパラ漫画、都道府県紹介など、それぞれの学年のスキルに応じた課題制作に取り組み、完成した作品を皆の前で発表するプレゼンテーションの場も設けています。

また、インターネット利用のマナーやルール、情報収集の方法、SNS利用に伴う危険性など、情報モラルおよび情報リテラシーに関する指導も徹底しています。

体育館でインターネットの注意点をきく児童

1年生の作品

うちわ
うちわの作成

2年生の作品

バッグ
紙バッグのデザイン

3年生の作品

パラパラ漫画
レイヤーでパラパラ漫画

4年生の作品

キャラクター
スライドで作図しよう キャラクター

5年生の作品

たくさんの多角形
Scratch 多角形

6年生の作品

墨絵
美術コラボ 墨絵

次世代を見据えた「プログラミング教育」

プログラミングのカリキュラムを情報科年間計画の中に設定。1年生から各学年に応じたアプリケーションを使い、プログラミングの基本「順次」「反復」「分岐」の考え方を身につけていきます。低学年では、簡単なアニメーション作成から始まり、より複雑な動きへと発展させ、ゲームやストーリー性のあるアニメーションを作成しています。
高学年では、簡単なゲーム作りから始まり、算数の授業と連携し、正多角形作図関数の完成を目指しています。作品を完成させる過程で試行錯誤を繰り返しながら「論理的思考力」「問題解決能力」を鍛えていきます。

画面を見つめる児童

その他

ロボット教室

3年生以上の希望者を対象として、土曜日や長期休業中にロボット教室を実施。毎年国際ロボット競技会「WRO」のエキスパート部門、ミドル部門に出場しています。2022年、2023年は、エキスパート部門奈良県大会で2年連続優勝、全国大会に出場しました。

ロボットの動きを確認

ロボット体験授業(5・6年生対象)

最新技術と充実のプログラムで全国展開しているロボット教室「ProgLab」による出張ロボット体験授業を実施。2人組で話し合い、試行錯誤を繰り返しながら、障害物を避けて目的地までロボットを到達させるプログラムを考えます。
6年生になるとさらに課題を増やし、モノを運んだり置き換えたりという動作にも挑戦します。

ロボット教室の様子

各教科でのICT活用

各教室に、パソコン、タブレット端末、教材提示装置、電子黒板を配置。また、3年生以上が個人のタブレットを所有。始業前の時間帯にタイピング練習をしたり、「解いて覚える記憶アプリ『モノグサ』」で、繰り返し学習による知識の定着化を図ったりしています。また、社会科や国語科での探究学習、理科の卒業研究、その他調べ学習や課題提出など、日々の学習に用いています。

発表の様子

みんなの声

パソコンと触れ合うのは、とても楽しいです。うちわに貼る絵を考えたり、お話作りをしたり、世界に一つしかない自分の作品が作れる、楽しい授業ですよ。《5年女子》
Scratchで正三角形を作図できるようになってから頂点を増やしていくとだんだん円に近づいていくのがすごい!正多角形の組み合わせで、どんどんきれいな形ができて、もっと挑戦したくなりました!《5年男子》
前から、コンピュータを使いこなせる人にあこがれていました。その夢をかなえてくれるのが、情報の授業です。わたしの描いた絵がとてもきれいにプリントされると、本当にうれしくなります。《2年女子》