本校の開校以来、伝統として大切にしている学習の一つ、“おしらせ”学習。身近な物に目を向け、じっくり見たり触ったりなどして、その物について詳しくし、お友だちに“おしらせ”します。

　入学して間もない頃より、“おしらせ”学習を始めると、毎週、おしらせしたい物を持ってきて、１学期間、学習を続けてきました。少しずつ見る目が詳しくなり、色や形、動き方や手触りなど、子どもたちならではの言葉で伝えたり、それに対して聴いている子どもたちが、お尋ねをしたり新たに見つけたことを付け足したりして、どんどん詳しくできるようになっていきました。

　夏休みの課題の一つも「“おしらせ”したいものを見つけ、かこう」としました。アゲハチョウが幼虫からチョウになるまでのものをまとめたり、ヒヨドリのかんさつ日記をかいたりなど、夏休みだからこそ、続けて観察し変化をまとめたものがありました。また、自分で見つけたエダナナフシやみんなで行った御杖村で見つけたクルマバッタなど「見つけた！」という喜びと共におしらせしている様子が見られました。

　おうちの人に手伝ってもらいながらまとめることができたのも、１年生にとっては、良き夏の思い出の一つだったようです。