二年生夏期合宿一日目の様子をお伝えします。
昨年度は日帰りのコースを体験した2年生にとって、
お泊りありの合宿は、初めてです。
きっと荷物も、おうちの人と一緒に相談しながら
わくわくして準備をしたことでしょう。
何に使うのかを書いたビニール袋に、
衣類が丁寧に入れられていました。
大きな荷物をバスのトランクに入れたら、出発です。
現地に近づくにつれて、
だんだん緑が濃く多くなり、川に沿って道が蛇行します。
午前中に川遊びをする近くの建物に着きました。
学校を出発するときには既に暑かったですが、
さすがにこちらでは涼しい風が吹いていて、過ごしやすいです。
川で安全に活動をすることができるように、
水着の上からライフジャケットを着用します。
曽爾村を中心に楽しい活動を行われているグループスタッフが
2年生の到着を待ってくださっていました。
そして、丁寧に説明をしてくださいます。
けれども、一人で着用するのはとても難しい。
それで、二人一組になりました。
この二人組を「バディ」と呼ぶそうです。
恰好いい！
二人で助け合い、スタッフさんの力を借りて、
なんとかライフジャケットの装着ができました。
さあ、川に向けて出発です。
川の中では危ないので、
「走りません」「跳びません」「石を投げません」
三つの約束をしたら、いよいよ川に入って活動開始。
これも、先ほどのバディと一緒です。
あ、この日のために学校で作っていた水中眼鏡を使いましょう。
牛乳パックで作ったので、
ある程度深いところで使っても、ちゃんと水の中の様子が見えます。
石をめくると、生き物が見つかりそうです。
川から上がって川原の石を見ていて、
きれいなガラスが丸くなっているのを見つけた子もいます。
ぽつぽつと小雨が降ってきました。
ちょうど川遊びを終える予定のタイミングでした。
着替えさせていただく建物に戻り、
お昼ご飯の時間になりました。
ご飯は、建物の外に設置されているテーブルとベンチで
いただきます。
横には川が流れていて、景色もいいです。
美味しいカレーライスをいただきました。
添えられている福神漬けやズッキーニが初めてで、
苦戦している子もちらほら。
食べてみて、「意外と美味しい」という子もいました。
食後の片づけを終えると、次の場所へ移動しました。
午後からは、森のクラフトタイムです。
杉の間伐材や桜の木をいただき、
ビーズや毛糸、まつぼっくり等を選んで組み合わせると、
素敵な作品に仕上がりました。
それぞれ個性があらわれています。
学校でも美術の授業が好きな２年生にとって、
とても楽しい時間になりました。
さあ、今夜お世話になる宿舎へ向かいましょう。
宿舎のスタッフの方々のお出迎えに
「こんにちは。」「お願いします。」と
挨拶の声が響きました。
広くて豪華な温泉のお風呂と美味しい夕食が待ってくれていました。
一緒に大きなお風呂に入るのは初めてで、
髪の毛をおだんごにしたり背中を洗ったりするのに苦労する子に
手伝うわと声をかけて、一緒にお風呂タイムを楽しみました。
ビニール袋やタオルを忘れている子があれば、
名前を見て届けてくれます。
開舎式で「学校ではなかなかできない楽しい勉強をしましょう。
友だちと協力すると、もっともっと合宿が楽しくなりますよ。
みんなが楽しいと思う合宿にしてください」と伝えました。
その通り、協力し合う姿がたくさん見られました。
きっとふだんからそのように過ごしているのでしょう。
弾ける笑顔の多い合宿です。
宿舎到着直前に、家族に会いたくなったと涙ぐんでいた子も、
一緒に敷いたふとんに入ると楽しそうにおしゃべりをしていました。
もうそろそろおしゃべりをやめて寝ないと、夜中になりますよ。
何度か声をかけましたが、どの部屋からも
気もちよさそうな寝息が聞こえています。
13日の天気はどうでしょうか。
滝の散策と忍者修行を行う予定です。