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2023-07-19
5年生臨海学舎 <2日目>
臨海学舎2日目の朝は、波の音で目覚めた人も多かったかもしれません。波の音がするオーシャンビューの部屋で、友達と生活する経験は、それこそ非日常です。家族での旅行とも大きく違います。今日は、無人島に渡っての自然体験学習があるので、忘れ物等がないように念入りに確認し、気持ちを引き締めて一日をスタートしました。
鳥羽港から臨時チャーター船に乗り、答志島に渡りました。答志島は、鳥羽港の沖合2.5kmに浮かぶ、伊勢湾最大の島です。漁場に恵まれ、古来から漁師町として栄えた歴史ある場所です。桃取港に到着すると、本日お世話になる「島の旅社」のスタッフの方たちが出迎えてくださいました。まずは、近くの浜に移動して、海女さんのお話を聞きました。答志島には、たくさんの海女さんが現役で活躍されています。海女道具を見せていただきながら、海女さんの歴史や体験談、道具の使い方などを詳しく教えていただきました。
続いて、月組星組が交互に二つの体験活動をしました。一つ目は、港から、小さな漁船に分乗して、向かい側に見える浮島という無人島に上陸します。手つかずの自然が残る無人島の磯場での観察を行います。引き潮の磯場は、普段は海の底となる岩礁の様子を歩きながら間近に観察することができます。イソギンチャクや海藻、様々な種類のカニや貝、ヤドカリやウミウシ、ヒトデなども見つけることができました。海辺の生き物に詳しい生物学博士の方も特別に同行してくださり、実際に見つけた生物について詳しく説明していただいたり、さらに興味深いお話をたくさん聞くことができました。
もう一つの体験プログラムは、シーグラスを使ったアクセサリー作りです。昨日宿舎近くの浜で拾ったシーグラスや、本物の真珠、貝殻などを使って、ストラップを制作しました。オリジナリティーあふれる答志島のお土産が完成しました。
盛りだくさんの体験プログラムを終えて、定期船で鳥羽港に戻ってきました。夕食後には、明日お世話になる志摩自然学校の講師の方に来ていただき、海の環境についての出張講座があります。今回の臨海学舎で触れることのできた海に関わる環境問題についても、子どもたち自身が、さらに考えを深める貴重な学びの場となれば幸いです。