本校の英語科カリキュラムの一つとして、「英語国内留学」があります。これは、海外に行くリスクをなくし、国内に居ながら、海外のような空間で安心して英語の学習にチャレンジしてほしいと計画された、本校独自の英語学習プログラムです。子どもたちは10名程度の少人数グループに分かれ、『英語で他教科を学ぶ活動』を順々に体験しました。

　会場は、小学校からバスで１５分のところにある帝塚山大学東生駒キャンパスです。オープニングセレモニーが始まると、壇上に順番に講師の先生が登場しました。講師の先生方8名は、すべて出身の国や地域が異なる、日本国内に在住されている外国人の方々です。個性豊かな先生たちの楽しい自己紹介に、子どもたちの緊張は少しずつほぐれていくようでした。
　さっそく午前中のレッスンがスタートしました。午前中は、お互いの紹介の後、講師の先生の母国の文化や特徴について英語で学びます。普段交流することのない色々な国の先生と英語で会話をする楽しさを満喫する体験となりました。

　午後からは、アクティビティーの授業がありました。仲間と協力しながら次々とミッションをクリアしていく子ども達の表情を見ていると、「伝えてみよう」「話してみよう」「聞いてみよう」と､チャレンジする意欲が見て取れました。ダンスをしたりクイズをしたり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。クロージングセレモニーが行われる部屋に集まってきた子どもたちの顔は、皆笑顔で、満足した様子が見て取れました。

 

　毎年参加する「国内留学」は、英語の力を向上させるだけでなく、これからの英語学習の取り組みへの大きなモチベーションとなります。また、様々なネイティブの先生方と直接会話することにより、実践的な会話の必要性と応用力の育成、そして異文化理解等、今後の英語学習の伸びにつながることを期待しています。