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2023-10-16
校内研究授業 【5年理科「ふりこ」の学習】
学びの秋。本校では、運動会練習に打ち込むとともに、研究授業を行ない教員同士の学びを深めました。今回は、専科ならではの探究的な学びをどのように実現するのかについて、タブレット活用を含めた教材研究の在り方や子どもたちの学びの姿をもとに、考え合いました。
本物から学ぶことを大切にしているため、安易なタブレット使用は協働的な学びを損なうものとして留意しつつも、教員が事前に組み込んだ計算式をもとに、班ごとの実験結果が一瞬でリアルに、全班まるごとグラフ化されたことは、タブレット活用の大きな利点として、子どもたちの驚きの声とともに、新しいものの見方を提示してくれました。自分たちで試行錯誤した実験結果を視覚的にふりかえるなかで、どのようなふりこの周期性があるのか、5年生の子どもたちは懸命に考え合っていました。小学生にとっては、「ふりこ」の単元は、シンプルな動きながらも現象への理解を深める難しさがあります。けれども授業者が仕組んだタブレットによる“気づきのスモールステップ”によって、子どもたちは課題解決に向けて試行錯誤を繰り返しながら、自分たちの考えの根拠を持とうと熱心に取り組むことができました。1秒のふりこをつくることから、1mのふりこ周期を予想するまで、子どもたちの学びの意欲が途切れることはありませんでした。
今回の研究授業も、私たちは子どもたちが協働的に学ぶということの意味について、改めて見つめることができました。子どもたちの知的好奇心を高め、これまでの自己の思考を超えるような協働学習が行われるような授業改善を、今後も教員一同ではかってまいります。