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2024-07-03
【6年生】林間学舎 3日目
本日は、先週実施の「林間学舎3日目」の様子をお伝えします。
充実した3日目の様子をお届けします。
今日も青空の広がる、爽やかな朝でした。6年生はぐっすり眠って、みんな元気です。朝からしっかりご飯をいただきました。
今日は、午前中にお楽しみの雪遊びを、午後からは林業体験を行う日です。用意をてきぱきできるのは、さすが6年生ですね。支度を終えたら宿舎前で記念撮影。お迎えに来ていただいた増便の路線バスで、約一時間の<大雪渓・肩の小屋口>まで上っていきました。辺りは森林ですが、バスが高度を上げるにつれて、森林限界に近づいていきます。植物や樹木が生きるには厳しい環境なので、岩や地面にはりつくようにして生きている高山植物やハイマツ等へと、植生の変化していくのがよく分かりました。
大雪渓は年中消えないなずなのですが、昨年度はあまりの暑い夏に、雪が消えてしまったそうです。今年も6月初めからかなり暑い日が続いたため、雪の量はそう多くないそうです。それでも、この季節に見る雪にテンションは上がります。
バスは途中、雪の壁と呼ばれる地点を通過しました。遠くから見えていた壁に触ってよいですよと声がかかり、歓声があがりました。雪の壁にもたれたり雪をおむすびのように握ったりして、楽しみました。壁の中の方はきれいなままなので、食べても大丈夫だそうです。口にした感想を聞くと、かき氷みたいだったそうです。
雪遊びでは、この上ない笑顔がはじけていました。米袋に使用される分厚いビニール袋にお尻をのせて、何度も何度も坂を上っては滑る楽しさ!時を忘れてしまいそうでした。
これまでは、乗鞍岳登山も同じ日に行っていましたが、2022年の災害により、スカイラインの一部に崩落個所があり、通行止めとなっています。残念ながら登ることはできず、途中の見晴らしの良い場所まで班ごとに車道を登りました。車道といってもマイカー規制があり、また、通行止めのため、車はほとんど走っていない状態でした。途中で立ち止まって眺めると、周りは山、山、山。下の方に雲のかかっているのが見え、手をのばすと触れそうでした。
あっという間に午前の活動は終わり、一旦宿舎へ戻ってお弁当タイムになりました。芝生の庭に6年生が行くと、どこかで寛いでいて驚いたのでしょうか。野ウサギが庭から慌てて跳んで逃げていきました。
ここ乗鞍高原には手つかずの自然が大切に保護されており、山から流れてくる川の水も、大変貴重です。肩の小屋口に見られたトイレは、通常使用しているものとは大違いでした。
雨水も大切にバケツに溜められて、使われるのです。それでも、トイレを使用できるのは、ありがたいことです。私たち人間も虫も動物も植物も、同じ地球で生きているかぎり、譲り合い、この環境を壊さない努力をしていきたいものです。いろいろなことを考えさせられる林間学舎です。
もちろん、今日も班ごとにガイドさんがついてくださり、雪遊びの安全を守ったり林業体験をさせてくださったりしました。カメラやビデオ業者のお二方は、現地を飛び歩くようにして、みんなの様子を撮影してくださっています。看護士さんがいらっしゃるのは、心強いですね。旅行会社からサポートでついてくださっている方は、現地と連絡をとったり、全ての行程がうまく進むよう、手配したりしてくださっています。理科室からは吉川教諭、学年担当者として田中教諭も同行。林間学舎中の生活のサポートをしたり指導したり。困ったときには救いの手が差しのべられます。担任の二人は、自称晴れ男?天気予報では先週見る限り全日雨でしたが、こちらへ来てみると、全ての活動が気もちよく行える晴れ続きでした!宿舎の方は活動に出かける前にハイタッチをして、明るく声をかけてくださいます。美味しい食事や温かいお風呂は、心身への安らぎと活力補給となっています。何より、この林間学舎に送り出してくださった保護者の方々に感謝したいです。6年生ですから、このことを理解して感謝の念を持って、過ごしてくれているようです。
写真が多くなりますので、午後の林業体験につきましては、明日のお知らせにて紹介します。大変楽しみ、疲れたのか、最後の夜は静かに更けていきます。就寝時刻を40分ほど過ぎましたが、どの部屋からも健やかな寝息が聞こえてきます。大きな怪我や病気で病院へ行くことなく、みんな元気です。
明日は、お別れを惜しむかのような雨という予報です。
それでは、おやすみなさい。