本日は、先週実施しました３年生合宿の２日目の様子をレポートします。


　２日目の朝を迎えました。昨日は、仲間と協力し合い、就寝の準備等をスムーズに行うことができました。こういう経験を通して、子どもたちは協力し合うことの大切さを少しずつ感じることができてきているように思います。

　今日も２つの体験プログラムが用意してあります。一つ目は、針江地区に残る「かばた」（川端）の見学です。この辺りでは、地域のきれいな湧き水を生水（しょうず）と呼び、先祖代々大切に守り継いで、普段の生活に利用してきました。集落の中を巡る水路で、その湧き水を生活用水として利用するシステムが「かばた」です。地元のガイドさんに集落の中を案内してもらいながら、たくさんの話を聞くことができました。ゆったりと澄んだ水が循環し、その中には大きな鯉などが悠々と泳いでいました。実際にその水を飲んでみるとまろやかで、なんとなく甘いように感じます。別のかばたで飲んでみると、また別の味がするように感じます。実際、水脈の違いで味も随分違うということを教わりました。集落のいたるところに湧き水が流れ込む綺麗な川があります。その中には梅花藻などの水草がたくさん群生しています。実際に足をつけてみると、その冷たさに、子どもたちは歓声を上げていました。

　2つ目は、琵琶湖畔に群生する「ヨシ」に関するプログラムです。まず、講師の先生からヨシの性質やその利用法などについて、詳しいお話を聞きました。その後、ヨシを使った笛（パンパイプ）づくりに挑戦しました。講師の先生の説明をしっかり聞いて、工程に沿って仕上げていきます。出来上がった笛は、そんなに簡単には鳴りません。何度も練習して、コツがわかってくると、次第に綺麗な音が出るようになりました。昨日の絞り染めのハンカチとあわせて、もう一つ素敵なお土産ができました。

　今日の夕食は、楽しみにしていたテラスでのバーベキューです。鮎の塩焼きをはじめ、様々な食材を焼いてもらって、お腹いっぱいいただきました。

　今夜は、明日のカヤック・ヨット体験に備えて、しっかり睡眠をとろうと思います。皆さん、おやすみなさい。